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REPORT
相談員の現場レポート

 

2025/11/30

「見て、聞いて、話そう!交流フェスタ2025」に参加しました。

2025年10月24日(金)~25日(土)、新宿駅西口広場イベントコーナーで「見て、聞いて、話そう!交流フェスタ2025」が開催され、消費生活について楽しく学べるよう消費者団体、事業者、行政、大学等が出展しました。くらしに役立つミニセミナー、紙芝居、消費者啓発漫才、パネル展示、スタンプを集めると景品がもらえるクイズラリー、体験コーナー等、41のブースが設けられ、雨の日にも関わらず約1万人以上の多くの消費者の方が来場しました。

 

出展ブースはいくつかのエリアに分かれており、くらしのエリアでは、消費者の声を活かした製品・サービスのパネル展示、貴金属の検定マーク(ホールマーク)、相続登記の申請方法、引越業者を選ぶ際の「引越安心マーク」の説明や地域包括支援センターの役割の案内などが行われていました。

消費者被害防止エリアでは、気を付けたい消費者トラブルの事例の紹介や、詐欺メールの防止に備える方法やサポート詐欺を防止する方法、消費者団体訴訟制度についての説明などが行われ、消費者被害を未然に防止するための啓発活動が行われていました。

環境・エシカルエリアでは、人や社会、環境に配慮したエシカル消費の普及、リサイクルの紹介や、生花店で廃棄される花を再利用した押し花のカード作りが行われ、エシカルに関心を向けた生活を続ける必要性があることを学べるよう説明が行われていました。

食エリアでは、お米の表示の見方、食中毒についての情報、冷凍食品の適切な保存温度の説明などが行われ、クイズラリーで分かりやすく理解できるようになっていました。

 

   ☆展示ブースの風景

当センターは、福島県産の食品の安全性について情報を広め風評被害を失くすための取組を行っているため、食エリアで「食べて応援しよう!安全・安心おいしい福島の農林水産物・畜産物」と題して、ポスターによる福島県の高校生との交流会の紹介や放射線に関する正しい知識の普及啓発活動を行いました。

 

       ☆体験ブースの様子

体験コーナーでは、簡易放射線測定器を用いて、花崗岩、食塩、船底塗料などから出る放射線量を測定して数値の比較を行いました。放射線は普段から私たちの身の回りの大地、空気、食物などから出ているため、放射線の量を「ゼロ」にはできないことを来場者の方に理解していただけるよう○×クイズで説明を行いました。また、日本科学技術振興財団にお借りした「箱庭教材」を使って、身の回りの放射線の存在について疑似体験を通じて子供や大人の方にも理解を深めていただきました。この「箱庭教材」は、料理や銅像、空、太陽、星などいろいろな模型が配置されていて、棒につるした磁石から出ている磁力を放射線に見立てて、放射線が大気や食品等、自然に存在していることを直感的に分かるようにしたものです。

当センターは、このような取り組みを通じて、今後も放射線に関する情報や福島県産の食品の安全性について情報を広める活動を推進していきたいと思います。

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