2024年10月25日(金)~26日(土)、新宿駅西口広場イベントコーナーで「見て、聞いて、話そう!交流フェスタ2024」が開催され、消費生活について楽しく学べるよう消費者団体、事業者、行政、大学が出展しました。パネル展示、スタンプを集めると景品がもらえるクイズラリー、体験コーナー等、41のブースが設けられ、2日間で約15,000人もの消費者が来場しました。
出展ブースはいくつかのエリアに分かれており、くらしのエリアでは、くらしに役立つ情報を発信して、計量制度、今年4月から義務化された相続登記申請方法、銭湯業界の発信事業について関係団体が参加していました。
消費者被害エリアでは、情報処理推進機構(IPA)によるサポート詐欺を防止する方法、また、迷惑メール相談センターでは詐欺メールの防止に備える方法について分かりやすく説明が行われ、未然の被害防止が重要だということが分かるようになっていました。
環境・エシカルエリアでは、人や社会、環境に配慮したエシカル消費の普及、リサイクル等、エシカルとSDGsに関心を向けた生活を続ける必要性があることを学べるよう説明が行われていました。
食エリアでは、冷凍食品の適切な保存温度やしょうゆの選び方・容器による保存方法の違いなどがクイズラリーで分かりやすく理解できるようになっていました。
当センターは、福島県産の食品の安全性について情報を広め風評被害を失くすための取組を行っています。食エリアでは「食べて応援しよう!安全・安心おいしい福島の農林水産物・畜産物」と題して、ポスターによる放射線に関する正しい知識の普及、簡易放射線測定器を用いて、花崗岩や湯の花、食塩、船底塗料等の放射線量を測定して数値の比較を行いました。放射線は普段から私たちの身の回りの大地、空気、食物などにあり、放射線の量を「ゼロ」にはできないことを来場者の方に理解していだけるように説明を行いました。
また、体験コーナーでは、放射線量の説明や、日本科学技術振興財団にお借りした「箱庭教材」を使って、身の回りの放射線の存在について疑似体験を通じて子供や大人の方にも理解を深めていただきました。この「箱庭教材」は、料理や銅像、空、太陽、星などいろいろな模型が配置されていて、棒につるした磁石から出ている磁力を放射線に見立てて、放射線が大気や食品等、自然界に存在していることを直感的に分かるようにしたものです。
当センターは、このような取り組みを通じて、今後も放射線に関する情報や福島県産の食品の安全性について情報を広める活動を推進していきたいと思います。