2022年3月7日から3月11日にかけて、農林水産省「消費者の部屋」で、「東北3県の現在(いま)と、私たちが創る未来~東日本大震災から11年を経て~」と題するパネル展示と産品の展示・販売会が開催されました。東北3県(岩手県・宮城県・福島県)の復興に向けた取組みや地域の魅力、産品等がパネルや動画等で紹介されています。
福島県のパネルで印象的だったのは、福島県内の農業高校の取組みでした。お弁当や、お菓子を開発して販売するなど、次世代を担う若者を地域の大人が支え、育てている様子が伝わってきました。高校生たちは、地震の時の記憶がわずかに残っている世代ですが、地元で農業の発展に取り組む姿に、手放しで応援したくなります。
では、消費地に住む私たちに何ができるかと考えると、あふれる情報の中から風評に惑わされることなく、正しい知識と情報を得て、おいしい食材を選択し、品質に見合った適正価格で購入する賢い消費者になることです。
展示場では、「ふくしまの米」というパンフレットがあり、首都圏における福島県産米の取扱店リストが掲載されていました。福島県産品を紹介されて食べたいと思ってもどこで手に入るのか、インターネット通販なら入手できるかもしれませんが、日々の生活の中で、地元のお店で買えることがあるべき姿です。福島で生産された食品がどこのお店にも並び、いつでも手に入るよう情報発信をしていきます。