テーマ
1.「見て、聞いて、話そう!交流フェスタ2024」に参加して
2. 「野崎洋光先生に学ぶ美味しい和食の方程式~ふくしまの食材を使って~」を開催しました
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【第3回 高校生交流会のご案内】
2025年3月15日(土)10:00~16:00 国立オリンピック記念青少年総合センターにて、「第3回 高校生から学ぶふくしまの今とこれから」を開催します。今回は福島から5校、東京から2校の高校生、3大学から大学生にも参加していただき、学習発表と意見交換会、ポスターセッションと盛りだくさんの交流会になります。チラシを添付しますので、参加を希望される方は、fukushima@zenso.or.jpまで、氏名、ご所属、電話番号を添えてお申込みください。
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1.「見て、聞いて、話そう!交流フェスタ2024」に参加して
2024年10月25日(金)~26日(土)、新宿駅西口広場イベントコーナーで「見て、聞いて、話そう!交流フェスタ2024」(主催:東京都消費者月間実行委員会)が開催され、ふくしまの食相談センターでは「食べて応援しよう!安全・安心おいしい福島の農林水産物・畜産物」と題して出展。放射線は普段から私たちの身の回りの大地、空気、食物などにあり、放射線の量を「ゼロ」にはできないことを来場者の方に理解していだけるように説明を行いました。
また、体験コーナーでは、放射線量の説明や、日本科学技術振興財団にお借りした「箱庭教材」を使って、身の回りの放射線の存在について疑似体験を通じて子供や大人の方にも理解を深めていただきました。この「箱庭教材」は、料理や銅像、空、太陽、星などいろいろな模型が配置されていて、棒につるした磁石から出ている磁力を放射線に見立てて、放射線が大気や食品等、自然界に存在していることを直感的に分かるようにしたものです。
多くの方々に来場していただき、このような取り組みを通じて、今後も放射線に関する情報や福島県産の食品の安全性について情報を広める活動を推進していきたいと思います。
☆ 当日の会場風景
☆ 箱庭教材 ☆ 体験コーナー
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2.「野崎洋光先生に学ぶ美味しい和食の方程式~ふくしまの食材を使って~」を開催しました
講師の野崎洋光先生は福島県生まれ。東京西麻布「とく山」の料理長、南麻布「分とく山」の総料理長として活躍。分とく山を勇退後は、和食料理人として各種メディアを通して、調理科学、栄養学をふまえた理論的な料理法に基づくわかりやすい和食を提唱されています。
料理教室当日の献立は、「こづゆ」、「さつまいも餅」、「海ごはん」の3品でした。先生から、福島の食材が安全なこと。作りたてをいただける家庭料理は、何にも代えられない贅沢というお話を伺いました。
・「こづゆ」は、会津の伝統料理です。会津は新潟に近いので、「のっぺ」という新潟の郷土料理に似ているそうです。里芋、人参、こんにゃく、椎茸、高野豆腐、ゴボウを細かく切り、前日に付け込んだ干し貝柱、煮干し、昆布で取った出汁と合わせて火にかけます。野菜に火が通ったら薄口醤油と酒で味を調え、最後に洗いネギを添えます。
・「さつまいも餅」は、お焼きに近く、お餅は喉につかえるのでお餅代わりだそうです。ゆでたさつまいもをつぶして、和食では禁物のニンニクのすりおろしと塩を加え、片栗粉と水を足してこねます。スライスチーズを入れて丸餅状にしてフライパンで焼き目が付くまで焼き、海苔で挟めば完成です。後日、お土産に頂いたさつまいもで調理にチャレンジしたところ、さつまいもの甘さに対してにんにくの辛さが引き立ち、経験したことのないおいしさに感動しました。
・「海ご飯」は、福島を代表するお米「福、笑い」を使い、雑魚とアオサ、しょうが、油揚げの入った炊き込みご飯です。出汁は使わず、旨味を出す薄口しょうゆと酒を入れてご飯を炊き、ご飯が炊きあがってから雑魚・アオサ、しょうがを入れて蒸らすのがポイントです。海ご飯は参加者に試食が配られました。お米の一粒一粒がふっくらと甘くて美味しいこと、アオサの海の香り、雑魚の塩味と旨味が広がり、至福のひと時を味わいました。
☆ 料理風景
☆ 完成品
【編集後記】
2024年12月21日に開催した、和食料理家野崎洋光先生による料理教室は初の試みでしたが大盛況でした。使われたお米「福、笑い」は野崎先生が名付け親だそうで、楽しくためになるお話をしながら3種類のお料理を手際よく作っていただきました。スタッフは終了後、3品すべて試食させていただきましたが、とても美味しかったです。