今月のテーマ:茨城県の水産物 「あんこう」
1.旬の食材 あんこう
2.水産物のモニタリング検査結果
3.相談員からのメッセージ
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【お知らせ】
2024年3月16日(土)に「第2回 高校生から学ぶ ふくしまの今とこれから」を開催します。
今年度は、福島県内の高校生に加え、都内の高校生による取組みも紹介します。
また、これらの取組みについて大学生や専門学校生、会場の参加者との意見交換会を行い、次世代層間の交流の場とします(詳細は、当センターHP「お知らせ・ニュースリリース」をご覧ください)。
参加ご希望の方は、①お名前②ご所属③連絡先(メールアドレスor電話番号)を明記の上、fukushima@zenso.or.jp までお申し込み下さい。(2024年3月1日〆切)
・日時:2024年3月16日(土)10:00-11:30[講演会]、13:00-16:00[発表会・意見交換会]
・会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 501号室 [定員150名・参加無料]
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1.旬の食材 あんこう
“西のふぐ・東のあんこう”と並び称される「あんこう」は、茨城県の冬の味覚を代表する魚です。茨城では11月~3月があんこうのシーズン。平潟漁港、久慈漁港、那珂湊漁港などで多く水揚げされています。その中でも「茨城あんこう」は県内の底びき網漁師が漁獲した2kg以上の大きさで、漁獲後すぐに鮮度維持の作業を施されて水揚げされたものです。江戸時代には三鳥二魚(鶴・雲雀・鷭(クイナ科の野鳥)鯛・鮟鱇)の五大珍味の一つとして、水戸藩からの献上品とされる程有名だったようです。
★あんこうを使った代表的な料理と言えば「鍋」
「あんこう鍋」はあん肝と味噌(醤油)で作った出汁に、あんこうと野菜などを入れた鍋です。「どぶ汁」は水を一切使わず、肝を鍋に炒りつけて味噌を加えて、野菜とあんこうから出る水分だけで煮込んだ漁師鍋です。
★あんこう鍋は健康食
見た目はグロテスクながら、肝、胃、皮、ヒレ、エラ、卵巣、身は「あんこうの七つ道具」と呼ばれ、それぞれ異なる食感と味わいを堪能できます。あんこうの白身はカロリーが低く、さっぱりとした味わい。ビタミンAやタンパク質が豊富で、特に皮に含まれているコラーゲンは皮膚や骨、目の老化を防止する働きがあります(但し、プリン体を多く含む肝の食べ過ぎにはご注意を)。
◆茨城県HP 「いばらき “冬のお魚” 特集2023」
https://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/kenmin/syun/20231124.html
◆茨城県営業戦略部販売流通課HP 「茨城をたべよう 食と農のポータルサイト」
https://www.ibaraki-shokusai.net/brand/anko/
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2.水産物のモニタリング検査結果
茨城県では、食品中の放射線性物資質のモニタリング検査の結果を速やかにホームページで公開しています。「あんこう」の検査は、令和5年4月1日から令和6年2月20日までの間で6点。
全ての検体で基準値を下回る結果となりました。
◆茨城県HP 「農林水産物モニタリング情報」
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3.相談員からのメッセージ
先日、中央区銀座にある茨城県アンテナショップ「IBARAKI sense」内のレストラン「BARA dining」で期間限定のあんこう鍋を食べて来ました。鍋以外にも、茨城県の食材の料理が2皿付いたボリュームのあるセットメニューでした。鍋は白味噌仕立ての上品な味で、あんこうの身はプリプリ、茨城県の旬の野菜も甘くてとても美味しかったです。
鍋以外にもあん肝ラーメン、ショップでは冷凍あんこう鍋セットも販売されています。私は塩味をお土産にしましたが、チゲ味も販売されています。皆様も是非お立ち寄りください。
◆IBARAKI sense HP
https://ibaraki-sense.com/baradining/
「あん肝ラーメン」
「茨城沖よりあんこうの小鍋とつくば鶏の香味焼き」