ふくしまの食 相談センター

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2022/08/18

ふくしまの食相談センター メールマガジンVol.12

今月のテーマ: 桃

1.旬の食情報  桃

2.安全・安心への取り組み  UNSCEAR2020報告書

3.農林水産物のモニタリング検査結果  桃

4.相談員からのメッセージ

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1.旬の食情報  桃

くだもの王国“ふくしま”を代表する「桃」は、主力品種の「あかつき」をはじめ、選び抜かれた食味の良い品種がたくさん生産され、7月から9月までの間楽しめます。2021年度桃の生産量は全国で第2位(23%)です。

☆福島県の主な桃の品種 ( )内は出荷時期

・はつひめ:福島県が育成したオリジナル品種です。早生種としては果実が大きく、着色、甘さに優れ、食味も良好(7月上旬から中旬)

・あかつき:県の桃生産量の約半分を占める県を代表する品種です。肉質が緻密で糖度が高く、最上級の食味(7月下旬から8月中旬)

・川中島白桃:「あかつき」の次に多く栽培されている大玉の品種です。着色が優れ、甘くしっかりした果肉を持ち日持ちも良好(8月中旬から9月上旬)

・ゆうぞら:滑らかな果肉と上品な甘味で、極上の食味を持つ品種です。外観もきれい(9月上旬から中旬)

☆福島県の桃がおいしい理由

桃はもともと暖地を好む果物であり、主産地の福島市や伊達市等は盆地性の気候で夏は暑く強い日差しが降り注ぐことから桃の樹の生育に適し、甘さをたっぷり含んだおいしい桃ができます。また果実に袋をかけない無袋栽培が一般的で、太陽の光をたっぷり受け色づきがよくより甘い桃に育ちます。

◆福島県 ふくしまがおいしい理由

https://www.new-fukushima.jp/pdf/fukushima_oishi_wake.pdf

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2.安心・安全への取組み  UNSCEAR2020報告書

科学的・中立的な立場から、放射線の人・環境などへの影響を調査・評価する「原子放射線の影響に関する国連科学委員(UNSCEAR)」は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響について、2021年3月に報告書を公表しました。

報告書では、「放射線被ばくを原因とする健康被害は認められない」と結論づけ、加えて、2015年以降農産物のサンプルで日本国内基準を超えたものはないことから、日本では規制値を超えた食品が市場に出回るのを防ぐための適切な規制を行っていたと示されています。

◆UNSCEAR2020年/2021年報告書

https://www.unscear.org/docs/publications/2020/UNSCEAR_2020_21_Report_Vol.II_JP.pdf

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3. 農林水産物のモニタリング結果 桃

福島県では、食品中の放射性物質のモニタリング検査の結果を速やかにホームページで公開しています。

令和4年4月1日から8月10日までの間に採取された桃の検査数は21点で、全ての検体において、放射性セシウムは検出されませんでした。

◆福島県 農林水産物・加工食品モニタリング情報

https://www.new-fukushima.jp/result

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4.相談員からのメッセージ

・桃の冷蔵保管は、冷気によって桃本来のジューシーな甘さが失われてしまいます。そのため、風通しの良い常温での保存が望ましく、冷蔵保存をする場合は個別に優しく新聞紙にくるみ、ビニール袋に入れて保存します。

・桃の変色を防ぐには、塩水、砂糖水、レモン汁に数分浸す方法があります。変色防止効果が高いのは塩水(水200mlに塩小さじ1/5)です。

・桃をパスタに載せた珍しい「桃と生ハムの冷製パスタ」を見つけました。暑い夏におすすめの一品です。

 

【編集後記】

今月は、2020東京オリンピックに来訪した海外の選手達からも「おいしい❣」と高い評価を得た「福島の桃」を取り上げました。桃の品種が多いことに驚き、この先どのような桃に出会うのかとても楽しみです。

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